【歯垢除去について】

2011-07-07  (木曜日)>> 予防歯科

■ question ■ 
歯垢除去はやっぱり必要ですか?
よく歯医者さんで定期的な歯のクリーニングをすすめられるますが…
予防にどのようにつながるの?

■ answer ■ 
皆さんは、歯の表面に固形物もしくは色の異なる物が付着
していると気になってクリーニングを希望されるようですが、
私たちが行っているプロフェッショナル・クリーニング
もう少し深い~いんです。
歯の表面に付着する汚れの代表は、歯垢・歯石そして茶色
いステインでしょう。
でも実はもっと根本的な汚れが歯に付着しているんです。
それは「バイオフィルム」です。
イメージとしては、台所の三角コーナーに付着している
ヌメリの膜が、その「バイオフィルム」です。

気づいている方も多いと思いますが、食事をした後、口をゆすぐことも歯を磨くこともせずに放置
すると、歯の表面がざらついてきます。「バイオフィルム」のでき始めです。
「バイオ」とは細菌、つまり歯の表面に細菌が汚れの膜を作ってしまうんです。さらに時間がたつ
と細菌がどんどん増殖して、歯の表面に堅く付着するようになります。そうなると、歯ブラシでは
落とせません。しかも「バイオフィルム」自体は色がありませんので厄介です。
この事に皆さんはあまり気づかない。そこで私たちの登場です。
定期的に特殊な器具や歯磨剤を使って、歯の表面を傷めないように磨いて、次の汚れが
付着しにくい環境を作ります。
予防大国のスウェーデンでも最低3~6ヶ月に一度のクリーニングが推奨されています。
私たちは目に見えない敵と闘っているのでした。

コメントは受け付けていません。