【治療した歯が虫歯に・・・?!】

2011-11-02  (水曜日)>> 予防歯科 歯の相談室
■ question ■ 
治療した歯がまた虫歯になったのですが、これは歯の磨き方が悪いのでしょうか?

■ answer ■
治療した歯がまた虫歯になった
・・・お困りですね。
これって歯の磨き方のせい・・・?
実はそうとも言い切れません。 


歯の治療の耐用年数 ( 正確に
言うと、口腔内保持年数 ) に関
しては、岡山大学の森田先生ら
の研究によると・・・

  ・レジン充填(白いプラスチックの詰め物) 5.2年
  ・インレー修復(詰める形の銀歯) 5.4年

  ・クラウン(1本単独の被せ物、さし歯) 7.1年

  ・ブリッジ(歯を失った場合のつながった被せ物) 8.0年  (いずれも平均値)
   (森田学ほか:歯科修復物の使用年数に関する疫学調査:口腔衛生学会誌, 1995)

となっています。

「へ~、そのくらいしか保たないんだ」と思われることでしょう。
ほとんどが詰めたり被せたりした物の周りから虫歯になりダメになってしまいます。

「削った歯ほど次の虫歯になりやすい」・・・まず、このことを覚えておいて下さい。

でも、注意深く歯磨きをすれば、予防できるのでは?
この答えを見つけるには、ほんの少しだけ歯に対する理解が必要です。


 

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